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岩田、メジャー最少スコアタイ「63」と大爆発 小田も暫定61位タイ浮上

2015/08/15 09:33
岩田、メジャー最少スコアタイ「63」と大爆発 小田も暫定61位タイ浮上
メジャー最少スコアタイ「63」をマークした岩田。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権が現地時間14日にウィスコンシン州のウィストリング・ストレイツを舞台に第2ラウンドの競技を行ったものの、荒天のためにサスペンデッドが決定。岩田寛が9アンダー「63」を叩きだし、通算4アンダー暫定15位タイに順位を上げた。

 初日はノーバーディの5オーバー77で123位タイと悔しいラウンドとなった岩田だったが、この日は立ち上がりの1番でバーディ。4番では約6メートルのバーディパット、そして8番パー4ではグリーン左のバンカーから第3打を直接沈めて前半は2アンダーで折り返す。

 後半に入ると勢いはさらに加速。11番パー5で2オンに成功すると約7メートルのイーグルパットを決めて4アンダーとすると、12番からの6ホールで5バーディを奪取。最終18番はしっかりとパーセーブし、1イーグル、8バーディ、1ボギーとまさに会心のラウンドを締めくくった。「63」はメジャー大会での18ホールの最少スコアに並び、ウィストリング・ストレイツのコースレコード。メジャーで「63」をマークしたのは史上25人目で、日本人選手としては1980年全英オープンの青木功以来2人目の快挙となった。ラウンド終了後には大会公式の記者会見に出席し「この場所はいつもテレビで見ていた。この場所でインタビューを受けることができて光栄だ」と語った。

 また、初日15位タイ発進の松山英樹は、立ち上がりの2番でボギーが先行するも前半のうちに3バーディを取り返し、1アンダーでハーフターン。後半は13番パー4で第2打をピンそば約2メートルにつけてバーディとすると、16番パー5でもスコアを伸ばし、5バーディ、3ボギーで連日の2アンダー70をマーク。通算4アンダーとし、岩田と同じ暫定15位タイとなっている。

 一方、第1ラウンドで7オーバー79の140位タイと大きく出遅れていた小田孔明も猛チャージ。インスタートの10番からの4ホールで3バーディと最高のスタートを切ると、16番パー5でもスコアを伸ばす。後半も1番から連続バーディをマークすると、ボギーを4番の1つのみに抑えて、6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算2オーバー暫定61位タイにジャンプアップ。予選ラウンドの突破は再開後の結果次第となるが「バーディだけを考えてプレーしたい」と前日に話していた通りのバーディラッシュを見せた。

 通算9アンダーの暫定トップタイにはジェイソン・デイ(14ホール終了)とマット・ジョーンズ(12ホール終了)の豪州コンビ。通算8アンダーの暫定単独3位にはジャスティン・ローズ(英)がつけている。今季メジャー2勝のジョーダン・スピース(米)は通算6アンダーで暫定7位タイ。世界No.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は、通算2アンダーで暫定28位タイに順位を落としている。

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