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1,500万円をかけた戦いが開幕! “戦う会長”倉本が単独首位

2015/08/21 17:07
1,500万円をかけた戦いが開幕! “戦う会長”倉本が単独首位
「65」をマークし、単独首位に立った倉本昌弘。(写真撮影:ISM)

 

 シニアツアーの「ファンケル クラシック」(賞金総額6,300万円、優勝賞金1,500万円)が21日、静岡県の裾野カンツリー倶楽部を舞台に開幕。例年、大会3日間で2万人超のギャラリーを集めるトーナメントが今年も華々しく開催される。

「シニアの元気が日本の元気!」をスローガンに今年で15回目を迎える今トーナメント。昨季大会は最終日を前に、リーダーボードのトップに4人が並ぶ大混戦となったが、羽川豊が終盤の15番から連続バーディを奪うなど、4バーディ、1ボギーの3アンダー69をマークし、通算7アンダーで見事に連覇を達成した。

 今年も3連覇を狙う羽川に加え、初優勝を狙う中嶋常幸、地元静岡出身の芹澤信雄、同ツアーの賞金ランク1位を走る崎山武志、同2位の室田淳など強豪選手が多数参戦。米チャンピオンズツアーのメジャー大会でも優勝経験のある井戸木鴻樹もフィールド入りしている。

 戦いの舞台となる裾野カンツリー倶楽部は、富士山を仰ぎ見る丘陵コース。グリーンは平均で800平方メートルと広大だが、要所に池が設置されており選手たちを罠に陥れる。ショットの正確性や戦略性に長けたプレーヤーのみが、賞金ランキングにも大きく影響する優勝賞金1,500万円を手にすることができる。

 21日に行われた第1ラウンドでは“戦う会長”こと倉本昌弘が7アンダー65をマーク。立ち上がりの2番でバーディを奪うなど前半で3バーディ、後半に4バーディを奪い、18ホールを通じてノーボギーと完璧なプレーで単独首位に立った。6アンダー66の単独2位には、こちらもノーボギーの6バーディを記録した室田がつけている。

 2013年に全米プロシニアゴルフ選手権を制した井戸木は4アンダー68で5位タイと好位置につけた。一方、ディフェンディング・チャンピオンの羽川は1オーバー73の38位タイ、芹澤は3オーバー75で52位タイと出遅れ。しかし、昨季から予選カットが廃止されたため、残り36ホールでビッグスコアを叩き出せば逆転のチャンスはまだまだある。レギュラーツアーをしのぐギャラリーの声援を受け、トロフィを掲げるのは一体誰になるのだろうか。

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