美香ら日本勢4人が決勝R進出　L.コは2打差2位タイ

　米女子ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンが現地時間21日、カナダのバンクーバーGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。宮里美香と有村智恵、野村敏京の3人が通算イーブンパー41位タイに並んで予選ラウンドを通過した。

　ともに21位タイから出た美香と有村はそろって1オーバー73でホールアウト。前半を1アンダーで折り返した美香は、後半立ち上がりの11番でさらにスコアを伸ばすも直後の12番でこの日最初のボギー。さらに上り2ホールで連続ボギーを叩き、2バーディ、3ボギーと最後の最後に悔いの残るラウンドとなった。前半で1つスコアを落とした有村は、バックナインでバーディ発進しながらもそこから伸ばし切れず、3バーディ、4ボギーでこの日を終えている。

　71位タイからスタートした野村はイーブンパーで迎えた後半に1つスコアを伸ばし、1アンダー71で大きく順位を上げた。また、47位タイでこの日を迎えた横峯さくらは1オーバー73とスコアを落としながらも予選ラウンドを突破。通算1オーバー58位タイから3日目以降の巻き返しを狙う。そのほか、上原彩子は通算5オーバー104位タイで予選落ち。この日7オーバー79と崩れた宮里藍も通算7オーバー125位タイで決勝ラウンド進出を逃している。

　通算11アンダーの単独トップは前週大会で2位タイに入ったキャンディ・クン（台）。7位タイで迎えたこの日は「64」の猛チャージを披露し、ツアー5勝目へ最高の位置で週末を迎えることとなった。2012年大会でツアー史上最年少Vを挙げるなど今大会2勝を誇るリディア・コ（ニュージーランド）は前日トップのカリーン・イシャー（仏）と並ぶ通算9アンダー2位タイにつけている。

　そのほか、ロレックス・ランキング（女子世界ランキング）No.3のステイシー・ルイス（米）は通算6アンダー5位タイ、世界No.1のインビー・パーク（韓）は通算4アンダーで8位タイとなった。また、2週連続優勝を目指す地元カナダ出身の17歳ブルック・ヘンダーソンは、通算1オーバー58位タイで辛くも予選ラウンドを通過している。