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野村が11位タイ浮上! さくら予選落ち 藍は久々の決勝R進出

2015/09/12 02:17
野村が11位タイ浮上! さくら予選落ち 藍は久々の決勝R進出
通算4オーバー57位タイで決勝ラウンドに駒を進めた藍。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーの今季メジャー最終戦、エビアン選手権が現地時間11日、フランスのエビアン・リゾートGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。日本勢トップの17位タイから出た野村敏京はこの日2つスコアを伸ばし、通算3アンダー11位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

 出だし10番のボギーから前半のうちにスコアを戻し切れなかった野村は、1オーバーで迎えた後半も1番からボギーが先行。それでも、3番パー4で2打目をべたピンにつけてバーディを奪うと、そこからスコアを落とすことなく5番、7番と順調にスコアを伸ばし、最終9番バーディ締めで5バーディ、3ボギーの2アンダー69。連日のアンダーパーで順位を上げて週末を迎えることとなった。

 70位タイでこの日を迎えた上原彩子は2バーディ、1ボギーの1アンダー70で回り、通算2オーバー37位タイで予選ラウンド通過を果たした。また、同じく70位タイから出た宮里美香は前半15番でボギーを叩くなど一時3オーバーまで後退したものの、後半5番からの3ホールで2バーディを奪って3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバー72のラウンド。通算4オーバー57位タイでこちらも決勝ラウンドへ駒を進めている。

 初日に80位タイと出遅れた宮里藍もイーブンパー71のラウンドで辛くも予選通過。前半2番で手痛いダブルボギーを喫した藍は、8番でティーショットをピン約1メートルに寄せてバーディを奪うと、9番パー5での連続バーディでイーブンパーに持ち直す。後半12番では短めのボギーパットがカップに嫌われて2度目のダブルボギーを叩いたが、直後13番からの連続バーディで再び持ち直す粘り強さを見せると、16番パー3では1打目をグリーン奥の深いラフに打ち込むトラブルに見舞われながらも見事なリカバリーからパーセーブ。以降も慎重にパーを並べ続け、美香と並ぶ57位タイで5戦連続予選落ちの悪い流れに終止符を打った。

 一方、初日にまさかの「80」を叩いて117位タイと大きく出遅れた横峯さくらは、6バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの1オーバー72で通算10オーバー103位タイとなり、日本勢唯一の予選落ちを喫している。

 通算9アンダーの単独トップはイ・ミヒャン(韓)。1打差単独2位にはこの日6つ伸ばしたモーガン・プレッセル(米)が続いている。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のリディア・コ(ニュージーランド)は連日の「69」で通算4アンダー5位タイ。同No.1のインビー・パーク(韓)は通算1アンダー20位タイに順位を上げた。前回覇者のキム・ヒョージュ(韓)は通算イーブンパー23位タイとなっている。

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