前週Vの石川、終盤失速で15位タイ　昨季覇者・藤田はやや出遅れ

　国内男子ツアーとアジアンツアーの共同主管で開催されるアジアパシフィック　ダイヤモンドカップゴルフが24日、茨城県の大利根カントリークラブ　西コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。スコット・ストレンジ（豪）が6アンダー64で単独首位に立つ中、今季ツアー2戦目の石川遼は1アンダー69で15位タイ発進となった。

　前週のANAオープンでツアー通算12勝目を飾った石川。連勝へ向けて好発進を目指したこの日は、イーブンパーでの折り返し後、後半出だしからの4ホールで2つスコアを伸ばすと、その後の6番パー4でもバーディを重ねて一時は3アンダーに。しかし、直後の7番ボギーのあと、8番パー4では痛恨のダブルボギーを叩いて大失速。一気に貯金を吐き出す形となったが、それでも最終9番をバーディで締め、7バーディ、4ボギー、1ダブルボギーでなんとかアンダーパーで初日を終えている。

　昨季覇者でホストプロの藤田寛之は1オーバー71の45位タイとやや出遅れ。ボギー発進となった前半で2つスコアを落とすと、挽回を狙った後半では立ち上がり3番からバーディ先行も以降は伸ばし切れず、4バーディ、5ボギーでのホールアウトとなった。

　4アンダー66の2位タイには貞方章男、リチャード・T・リー（カナダ）、ウォン・リー（豪）の3人が並び、3アンダー67の5位タイには現在賞金ランキングでトップを走る金庚泰（韓）やツアー5勝のプラヤド・マークセン（タイ）ら4人が続いた。以下、選手会長の池田勇太らが2アンダー68の9位タイ。石川や武藤俊憲、片岡大育らが15位タイにつけている。

　そのほか、昨季賞金王の小田孔明は2オーバー72で62位タイと好スタートを切れず。ホストプロの22歳川村昌弘はこの日ノーバーディの5ボギーと大きく崩れ、5オーバー75の108位タイに沈んでいる。