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J.スピースが最年少の年間王者に! 世界ランクもNo.1に返り咲き

2015/09/28 08:50
J.スピースが最年少の年間王者に! 世界ランクもNo.1に返り咲き
シリーズ史上最年少の年間王者の座に輝いたJ.スピース。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ツアー選手権が現地時間27日にジョージア州のイースト・レイクGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位からスタートしたジョーダン・スピース(米)が通算9アンダーで逃げ切り、シリーズ史上最年少(22歳)で年間王者の座に輝いた。

 同組の2位ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と1打差でこの日を迎えたスピース。ともにフェデックスカップ・ポイントランキング上位5位以内につけ、今大会を勝利すれば無条件で年間王者のタイトル獲得となる両選手が序盤から緊張感ある展開を見せた。立ち上がりの2番パー3で先手を取ったのはスピース。しかし、幸先良いバーディ先行から差を広げていくかに思われたが、4オン2パットを叩いた5番パー4から立て続けに2つスコアを落とし、パープレーを続けるステンソンと通算8アンダーに並ばれる。

 それでも、8番パー4ではステンソンがボギーを叩いた一方で6メートル強のバーディパットを沈めて一気に2打リード。そこからは一進一退の攻防が続き、ともに9番バーディ、10番ボギーとしたあと11番では約14メートルのバーディパットを沈める圧巻のプレーを披露する。ステンソンも意地のバーディで2打差に食い下がったが、そこからスピースが最後までパーをキープした一方で、ステンソンは12番ボギー、17番ではダブルボギーと失速し、最終的に4バーディ、3ボギーの1アンダー69で回ったスピースが後続と4打差で優勝。特別ボーナス1,000万ドル(約12億円)を手にし、世界ランキングNo.1の座を取り戻すこととなった。

 一方、トップと8打差の10位タイから出た松山は、この日イーブンパー70のラウンドでリッキー・ファウラー(米)らと並ぶ通算イーブンパー12位タイとなった。1番パー4から2打目を残り約2メートルにつけてバーディ発進を切った松山は、直後にスコアを落としながらも立ち上がり4ホールで1つスコアを伸ばすと、7番ボギーのあと8番から連続バーディをマークし、2アンダーで前半を折り返す。

 しかし、後半は出だしからボギーを叩く苦しい展開。13番で5メートル弱のバーディチャンスを沈めて持ち直したものの、14番パー4では3オン3パットのダブルボギーを叩き、5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー70で最終日を終えている。

 通算5アンダーの2位タイにはステンソンとジャスティン・ローズ(英)、ダニー・リー(ニュージーランド)の3人が並び、通算4アンダーの5位タイにバッバ・ワトソン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ポール・ケイシー(英)が続いた。前週からの連勝でシリーズ3勝目を狙ったジェイソン・デイ(豪)は通算2アンダー10位タイ。世界No.2のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算1オーバー16位タイとなっている。

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