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ヤマハ新製品発表会に出席した谷口「東京五輪を狙う」

2015/09/28 21:10
ヤマハ新製品発表会に出席した谷口「東京五輪を狙う」
ヤマハ契約プロの看板選手、谷口徹(左)と藤田寛之(右)。(写真撮影:ISM)

 

 ヤマハ(株)は28日、都内にあるヤマハホールにてゴルフクラブ新製品発表会を開催。新製品のコンセプト開発を行った契約プロの藤田寛之と、看板選手のひとり谷口徹が出席した。

 この日発表されたのは、2015年10月23日発売の『RMX(リミックス)』シリーズ2016年モデル。向上心にあふれるアクティブゴルファー向けに開発され、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジのフルラインナップで展開される。

「RMX ドライバー」は20年以上にわたりツアーの最前線で、キャリアとともに変化するパワーやスイングに対し、その時々でヘッドとシャフトの高精度なマッチングの経験とノウハウを積み重ねて常に最大飛距離を追求してきた藤田プロがその思いを元に、アマチュアゴルファーのために自分の合ったヘッドとシャフトの組み合わせで最大飛距離を実現する「リミックスコンセプト」を提案。同社はそれを受け、「スーパーデュアル弾力ボディ」と「シンメトリックフェース」の相乗効果で“たわみ”による反発力を高める2タイプのヘッドを開発した。

「RMX116」はプロからアマチュアまでゴルファーの求める弾道を可能にする操作性の高いドライバーで、藤田はすでに実戦投入済み、谷口も今後使用予定だ。「RMX216」はとにかく飛んで曲がらない、やさしくつかまりボールが上がるドライバーとなっている。ヘッド性能だけで前作と比べ最大プラス6.4ヤード(「2015RMX02」と「2016RMX216」を比較)を実現した。

「RMX アイアン」はプロの打感・弾道を目指し、日本刀などの製造に用いられる「焼きなまし製法」を採用した限定モデル「RMX 116 TOURBLADE」と、低重設計でやさしく飛ばせる軟鉄鍛造の「RMX 116」、一体成型によりたわみでプラス1番手の飛距離が出る「RMX 216」の3種類が発売される。

 2012年に賞金王を獲得した藤田。同シーズンは、ドライバーの飛距離が30歳の頃に比べ、平均23ヤード伸びていたという(258.67yd→281.99yd)。飛距離アップは「道具の進化によるところが大きい」と強調したが、今回の新ドライバーでも試打でトータル306.7ヤードを記録している。今季は勝利を得られていないが、「前作よりも確実に飛距離が出る」と絶賛する「RMX116」はすでに試合に投入されており、佳境に入るシーズンに向けて「新クラブになったので、気分も新たに頑張りたい」と意気込みを語った。

 一方の谷口も新ドライバーを試打して「機械が壊れていると思った」というほど飛距離が出た模様。実戦投入はまだだが、残りのシーズンは「調子が上がってきている。ジャパンオープンに勝ちたい」と公式戦優勝を目標に掲げた。さらに、丸山茂樹がリオ五輪の日本代表コーチに選出されたことに触れ、「ハードルはかなり高いが、僕は(2020年の)東京五輪の選手を狙っている(笑)」と会場の笑いを誘ったが、「その目標を頭の片隅において戦えば、生涯シードもついてくる」と意識はつねに高めだ。

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