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ライダーカップ主将C.モンゴメリー、欧州の強さアピール

2010/10/13 11:58
ライダーカップ主将C.モンゴメリー、欧州の強さアピール

 

 ライダーカップで勝利を収めた欧州チーム主将コリン・モンゴメリー(スコットランド)が、現地時間12日に香港で行われたチャリティイベントに出席し、「ゴルフのパワーバランスは、アメリカからヨーロッパに戻ってきた」と語った。

 欧州勢は2年に1度の名誉をかけた欧米決戦に勝利したほか、今季の米男子ツアーメジャー4試合の結果も圧倒的に強かった。全米オープンでグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、全米プロゴルフ選手権でマーティン・カイマー(独)が優勝し、全英オープン優勝のルイス・ウーストハウゼン(南ア)も欧州をホームツアーとしている選手だ。

 さらに、ツアーのプレーオフ・シリーズが終了し、世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)が試合に出ない間に、チームのメンバーでもあるリー・ウェストウッド(英)がNo.1の座につくことがほぼ確定。カイマーも同ランク4位に躍進するなど、その勢いはとどまるところを知らない。

「ライダーカップの優勝は、アジア進出などで国際化の進む欧州ツアーに国際的なスポンサーが興味を示すだろう」と話すモンゴメリー。世界的に経済状況がよくない中で、ツアーにとっては願ってもない条件が整った。

 もちろんプレーヤーとしての意欲も見せている。ライダーカップの主将という重責を背負った過去2年間はトップ10フィニッシュすらなく、世界ランキングは417位にまで転落した。「試合に行くといつもリーダーボードで他の選手の動向ばかり見ていたからね。これからは自分のゴルフに集中したい」と、自身の勝利でさらに欧州パワーを見せ付けるつもりでいる。(STATS-AP)

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