16歳のアマ畑岡が単独首位スタート　昨季覇者・上田は19位タイ

　国内女子ツアーの樋口久子 Pontaレディスが30日、埼玉県の武蔵丘ゴルフコースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。プロツアー初出場のアマチュア、畑岡奈紗（翔洋学園2年）が4アンダー68で単独首位に立つ中、昨季覇者・上田桃子はイーブンパー72で19位タイのスタートとなった。

　今年7月「IMGA世界ジュニアゴルフ選手権（15〜17歳の部）」で日本人として宮里美香（2006年）以来となる勝利を収め、一躍ゴルフファンの注目を集めた畑岡。マンデートーナメントを突破して迎えた今大会初日は、前半をノーボギーの1アンダーで折り返すと、バックナインでもスコアを落とすことなく3バーディを重ねてホールアウト。並み居るトッププロを押しのけてリーダーボード最上段を射止めた。

　今季初勝利を目指す上田は、6番のダブルボギーなどで前半2オーバーの折り返し。後半は13番バーディ、14番ボギーのあと、上り3ホールの2バーディでなんとかイーブンパーまで持ち直した。

　トップと1打差の単独2位はツアー初優勝を目指す武尾咲希。さらに1打差の3位タイには今季1勝の西山ゆかりや酒井美紀ら9人が並んだ。2010年大会で悲願のツアー初勝利を挙げた森田理香子は1アンダー71のラウンドで2008年大会覇者の服部真夕や大山志保らと12位タイにつけている。

　そのほか、ホステスプロの藤田光里は上田と並ぶ19位タイ。今大会3勝を誇る全美貞（韓）は2オーバー74で成田美寿々らと並ぶ46位タイとなった。今季国内5戦目を戦う2011年覇者・有村智恵は3オーバー75で58位タイに沈んでいる。