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18歳アマ松山が3位で決勝ラウンドへ! 遼は5打差の5位

2010/10/15 17:55
18歳アマ松山が3位で決勝ラウンドへ! 遼は5打差の5位

 

 18歳のトップアマと19歳のトッププロが日本最高峰の舞台で上位争いを繰り広げている。

 国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権は15日、愛知県の愛知カンツリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を行い、日本オープン初制覇と19歳1か月での大会最年少優勝を狙う石川遼が通算4アンダーで単独5位。その石川と同組で予選ラウンドを回った18歳のアマチュア松山英樹(東北福祉大)が石川を上回る通算7アンダー単独3位につけ、10代プレーヤー2人がともにトップ5圏内で決勝ラウンド進出を決めた。首位タイには通算9アンダーで藤田寛之とハン・リー(米)。

 午前7時36分からインスタートの石川は、序盤の11番でパーパットがカップに蹴られボギー先行。だが直後の12番でグリーン奥のカラーからパットでねじ込み、すぐさまバーディを取り返す。続く13番パー3では池越えのティーショットをピンそば50センチにつけ連続バーディ。波に乗り迎えた319ヤードの15番パー4、ここで林越えのビッグドライブを披露し初日に続き1オン成功。3メートルのイーグルパットは決まらずも難なくバーディを奪う。さらに17 番パー4では2打目を1.5メートルに寄せ、前半だけで4つ目のバーディ。18番でボギーを叩いたものの、スコアを2つ伸ばしてハーフターン。後半の2番でバーディを奪い通算6アンダーとしたが、4番でティーショットがバンカーにつかまりボギー、5番バーディとするも6番と最終9番でボギーを叩き、この日は6バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー70にとどまった。

 一方、予選ラウンドを石川と同組で回った松山は初日の4位タイ発進から好調をキープ。インスタートの15番でバーディを先行させると、前日あわやホールインワンかと思わせるスーパーショットを見せた16番パー3で、この日は15メートル以上の超ロングパットを沈め連続バーディ。後半に入っても2番、5 番、7番でバーディを重ね、一時はトーナメントリーダーに並ぶ通算8アンダーまで伸ばしたものの、最終9番で痛恨のボギーフィニッシュ。それでも第2ラウンドで5バーディ、1ボギーの4アンダー67と自己ベストスコアをマークし、日本最高峰の舞台で堂々と優勝争いを演じている。

 先週行われたアジア・アマチュア選手権で優勝し、来年のマスターズ出場権を手にした松山。日本人のアマチュアがマスターズに出場すること自体、日本ゴルフ史上初となる快挙だ。そして今週、“ゴルファー日本一”を決める大舞台において、しかもプロのスター選手である石川との予選ラウンドでその石川を凌ぐ快進撃。この日のラウンド後も「僕の方が声援が多かったかどうかは分からないけど、遼クンよりパターは上手かったかな…(笑)」と自信のコメント。「明日以降もいつも通り笑顔のプレーができれば良いと思ってます」とプレッシャーを微塵も感じさせず、18歳アマの松山がマイペースで決勝ラウンドを戦い抜く。

 その他上位陣は、松山に次ぐ通算6アンダー単独4位に武藤俊憲。5位石川の後には安本大祐、金庚泰(韓)、ベ・サンムン(韓)、クリス・キャンベル(豪)の4人が続き通算3アンダー6位タイ。さらに宮本勝昌、野仲茂、ブレンダン・ジョーンズ(豪)が通算2アンダー10位タイにつけている。また、ディフェンディング・チャンピオンの小田龍一は通算イーブンパー19位タイ、前週のキヤノンオープンで13年ぶりのツアー優勝を飾った横田真一が通算1オーバー26位タイで予選を通過。先日の世界ゴルフ殿堂入りから特別承認選手として出場している尾崎将司は通算8オーバー84位タイに沈み、3年ぶりの日本オープンで無念の予選落ちを喫した。

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