青木功が「旭日小綬章」を受章　日本男子ゴルフ界3人目の栄誉

　2004年に日本人男性として初の世界ゴルフ殿堂入りを果たした青木功が3日、スポーツ振興における功績を称えられ、2015年秋の叙勲で「旭日小綬章」を受章することが決まった。

　日本男子ゴルフ界では1991年の安田幸吉氏（勲三等瑞宝章）、1993年の中村寅吉氏（勲四等旭日小綬章）に続く3人目の受章者となった青木。2008年に紫綬褒章を受章したゴルフ界のレジェンドがまた新たな勲章を手にした。今月10日には、国立劇場で行われる伝達式に出席する予定だ。

　1964年のプロ入り後、1978年から4年連続5度の賞金王に輝くなどツアー通算57勝を挙げ、「世界のアオキ」として世界中で通算85勝を挙げてきた73歳は、今回の叙勲を受け「みんなに応援されて、自分のわがままでやってきたにも関わらず、こういった賞をもらえるというのは、なんていっていいか、ちょっと言葉がない」というコメントを残している。

　なお、青木は今週5日から開催される国内シニアツアー「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」に出場。同大会ではこれまでエージシュートを複数回達成しているが、今週もホストプロとしてギャラリーを沸かせ、今回の受章を勝利で祝えるだろうか。