昨季覇者・室田が首位発進！　賞金ランク首位の崎山は28位タイ

　国内シニアツアーの富士フイルム シニア チャンピオンシップが5日、千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンを舞台に開幕。第1ラウンドの競技を終えて、昨季覇者の室田淳が5アンダー67で単独首位に。賞金ランキング首位の崎山武志は1オーバー73の28位タイと出遅れた。

　今大会を含め、残すところあと3試合となったシニアツアー。賞金王争いも佳境となる中、崎山を約500万円差で追う室田は、この日5バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフを披露。2アンダーで迎えた後半12番から3連続バーディを奪い、賞金ランク3位・渡辺司らの追走をかわしてリーダーボード最上段を確保した。

　一方、初のシニア賞金王に向けて今季5勝目を目指す崎山は、前半こそ4バーディ、1ボギーの3アンダーで回るも、ダブルボギー発進となったバックナインで一気に4つ落とす悔しいラウンドとなった。12月に米シニア最終予選会を控える52歳は、国内最終戦「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」を欠場予定。それだけに今大会で室田を突き放したいところだが、2日目のチャージで上位進出となるだろうか。

　トップと1打差の2位タイに渡辺と清水洋一の2人。さらに1打差の4位タイにグレゴリー・マイヤー（米）、高橋勝成、高島康彰の3人が続く。

　そのほか、今年度の秋の叙勲で「旭日小綬章」を受章することが決まったホストプロ・青木功は、序盤の大叩きから戻し切れず「78」で60位タイ発進。前半2番からの5ホールで4ボギー、1ダブルボギーを喫したあと、後半はイーブンパーの足踏みで後方からのスタートとなっている。