年間王者争いも残り2戦　R.マキロイ不在で上位陣に大チャンス

　欧州ツアーのファイナル・シリーズ第3戦、BMWマスターズは現地時間12日から中国のレイク・マラレンGCを舞台に開幕する。レース・トゥ・ドバイのポイントランキング首位を走るローリー・マキロイ（北アイルランド）が欠場するため、同ランク上位陣には逆転の大チャンスが訪れる。

　ポイントランク2位につけるのは、前週のWGC-HSBCチャンピオンズ最終日に「62」をマークし、3位タイに入ったダニー・ウィレット（英）。ウィレットは今週28位タイ以上の結果を出せば、マキロイを逆転できる位置にまでつけている。

　同ランクでウィレットの後ろにつけるシェーン・ロウリー（アイルランド）、ルイス・ウーストハウゼン（南ア）、ジャスティン・ローズ（英）、ブランデン・グレイス（南ア）にとっても今週は同ランク首位浮上の絶好機。ロウリー、ウーストハウゼン、ローズの3人は2位タイ以上、グレイスは優勝がその条件だ。

　ディフェンディングチャンピオンとして大会に臨むのはマルセル・シエム（独）。年間ポイントでは67位につけ、シーズン最終戦のDPワールド・ツアー選手権ドバイ出場に必要なトップ60に入るにはポイントを重ねる必要がある。

　また、元欧州賞金王の2人、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）とマーティン・カイマー（独）はそれぞれポイント18位と20位。トップ15までに与えられる総額500万ドル（約6億2,000万円）のボーナス獲得へ、一気に順位を上げたい。