白熱のタイトル争いもついに決着！　日本勢はW宮里、野村が出場

　米女子ツアーは現地時間19日、いよいよ今季最終戦のCMEグループ・ツアー選手権がフロリダ州のチバロンGCで開幕を迎える。レース・トゥ・CMEグローブポイントランキング上位72名と今季の優勝者によって争われる今大会で、賞金女王、ベアトロフィ（最小平均ストローク）など各タイトルの行方が決まる。

　今大会最大の目玉であり、選手たちにとっても何より魅力的なのは、100万ドル（約1億2,350万円）のポイント制覇ボーナス。このタイトルを獲得できる可能性のある選手は9人のみとなっている。上位3人は優勝でボーナスが確定し、残り6人は優勝かつ上位選手の結果にも左右される。

　レース・トゥ・CMEグローブのトップはロレックスランキング（女子世界ランク）No.1で、昨年の覇者リディア・コ（ニュージーランド）。コは前週のロレーナ・オチョア招待を休養してまで今大会に備えており、賞金女王、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーでも逃げ切りを狙う。レース・トゥ・CMEグローブで2位のインビー・パーク（韓）は、この大会での優勝経験は無いものの、前週の優勝で今週に大きな弾みをつけた。同ランク3位には昨季のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーであるステイシー・ルイス（米）が続く。

　残り6人は順に今季新人王のキム・セイヨン（韓）、レクシー・トンプソン（米）、リュウ・ソヨン（韓）、エイミー・ヤン（韓）、アンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）、フォン・シャンシャン（中）となっている。

　日本からは宮里美香、宮里藍、野村敏京の3人が参戦。横峯さくらは出場条件を満たしているものの欠場を決めている。美香、野村の2人は2週前のTOTOジャパンクラシック以来、藍は前月のフボンLPGA台湾選手権以来の出場となる。