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注目選手振り返り 〜宮里美香〜

2015/12/19 15:33
注目選手振り返り 〜宮里美香〜
賞金ランク28位でシード復帰を果たした宮里美香。(写真提供:Getty Images)

 

 悲願のツアー2勝目にはあと一歩届かなかったが、宮里美香にとって2015年は手ごたえを掴んだ1年だった。2014年は賞金ランキング91位と不振にあえぎ、賞金シードから陥落。準シードとなった今季開幕戦のコーツ・ゴルフ選手権でも予選落ちを喫し、先行き不安な立ち上がりとなった。

 しかし、続くピュアシルク・バハマLPGAクラシックで19位タイに入ると、ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンでは12位タイ。そして、4月のロッテ選手権では4日間連続で「71」を並べ、2年ぶりとなるトップ10入りを達成した。

 そして、今季最も優勝に近づいたのは6月のウォルマートNWアーカンソー選手権。米ツアーでは珍しい3日間大会だが、2日目までを66-67で回ると、4位タイで最終日に突入。迎えた最終ラウンドは10番までに4つスコアを伸ばし、一時はリーダーボードのトップに並んだものの、13番パー4で痛恨のダブルボギー。16番、17番で意地の連続バーディを奪うも、2012年セーフウェイ・クラシック以来の栄冠には惜しくも届かず単独2位に終わった。

 それでも、8月の全英リコー女子オープンで7位タイに入るなど、シーズンでトップ10入りは5回を記録。賞金ランキングでは日本勢最高の28位、レース・トゥ・CMEでは39位となり、2年ぶりのシード権獲得となった。また、フェアウェイ率、パーオン成功時の平均パットでは10位とスタッツでもランクインを果たした。

 2016年シーズン最大の目標は、112年ぶりのゴルフ競技が復活するリオデジャネイロ五輪への出場だ。現在の世界ランキングは37位で、大山志保(36位)に次いで日本人2番手。このポジションをキープすれば、日の丸を背負って戦うこととなる。そのためには、1月末の新シーズン開幕から結果を残し続けることが求められる。

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