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注目選手振り返り 〜ダスティン・ジョンソン〜

2015/12/23 12:47
注目選手振り返り 〜ダスティン・ジョンソン〜
復帰早々に勝利を挙げたD.ジョンソン(写真)だが、最も欲しいメジャーVにはまたも届かなかった。(写真提供:Getty Images)

 

 昨年8月から個人的な理由で長期休養を取っていたダスティン・ジョンソン(米)。今年2月に復帰を果たした同選手は、その翌月にすぐさまツアー9勝目を挙げるなどの活躍を見せたが、最も欲しいメジャー初勝利はまたもお預けとなった。

 約半年ぶりにツアーに戻ってきたジョンソンは早々に優勝争いを演じた。復帰2戦目でいきなり4位タイに入ると、続くノーザン・トラスト・オープンではプレーオフの末に2位タイに。そして5戦目となった3月のWGC-キャデラック選手権でシーズン初勝利をマーク。順調な滑り出しの後もマスターズで6位タイに食い込むなど好調を保ち、迎えた全米オープンではジョーダン・スピース(米)ら3人と首位に並んで最終日に突入する。

 最終日最終組で回ったジョンソンは前半をノーボギーの2アンダーで回って単独首位に浮上。後半は立ち上がり4ホールの3ボギーで一度はスピースに離されたものの、追い詰められた17番をバーディとし、スピースと1打差で18番に。しかし、2オンから4メートル弱のイーグルパットを沈めれば勝利という大チャンスの中、まさかの3パットでパーに終わり、プレーオフに持ち込むチャンスも逃してしまった。

 勝利したスピースが話すように、あまりにも「ショッキング」な形で優勝を逃したジョンソン。翌月の全英オープンでは、2日目まで単独首位を走りながら決勝ラウンドで連日の「75」を叩き49位タイに終わった。メジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権では7位タイに入ったものの、これまで幾度となくメジャーVの一歩手前で涙を飲み続けてきたジョンソンにとってはまたも悲願を叶えられなかった悔しい一年だったと言っていいだろう。

 それでも、シーズンを通じて21試合で優勝1回、トップ10入り11回というのは上々の数字だ。最終戦まで進んだプレーオフシリーズでは4試合で3度のトップ10入りを記録し、フェデックスカップ・ポイントランキングは8位でフィニッシュ。10月のザ・プレジデンツカップでは3勝1敗でチームの勝利に貢献した。ツアーNo.1の飛距離を武器に、来年こそはメジャー初制覇の悲願を叶えられるだろうか。

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