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注目選手振り返り 〜バッバ・ワトソン〜

2015/12/27 14:15
注目選手振り返り 〜バッバ・ワトソン〜
シーズンを通して安定感を発揮したB.ワトソン。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアー、いや世界屈指の飛ばし屋として知られるバッバ・ワトソン(米)。ドライビング・ディスタンスでは、2014-15シーズンの1位はダスティン・ジョンソン(米/317.7ヤード)に譲ったものの、トレードマークでもあるピンク色のドライバーから繰り出される飛距離は、315.2ヤードで堂々の第2位となった。

 2013年は優勝がなく、トップ10も3回と不振にあえいだが、2014年に2勝をマーク。そして、昨季は2年連続複数回優勝も達成した。その1勝目は、2014年11月に行われたWGC-HSBCチャンピオンズ。中国・上海での戦いでは、最終日をトップと2打差の3位タイで迎えると、前半だけで5つのバーディをマーク。終盤の16番でボギー、17番ではダブルボギーを喫したが、最終18番でバンカーからの第3打を直接カップに沈め、起死回生のイーグル奪取に成功。ティム・クラーク(南ア)とのプレーオフでは1ホール目でバーディをマークし、トロフィを手繰り寄せた。

 その後も、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで2位タイ、WGC-キャデラック選手権では単独3位と安定した成績を残し続けたワトソン。過去に2勝を挙げているマスターズでは38位タイと奮わなかったものの、6月のトラベラーズ選手権。2010年にツアー初優勝を遂げた思い出の大会に出場すると、最終ラウンドの17番でボギーを叩いたことでポール・ケイシー(英)に並ばれプレーオフへもつれ込んだが、2ホール目でバーディを奪って勝利した。

 7月のRBCカナディアン・オープン、8月のWGC-ブリヂストン招待で単独2位、そしてプレーオフシリーズ初戦のザ・バークレイズでは単独3位、最終戦のツアー選手権では5位タイとシーズンを通して好調を維持し続けた37歳。それは19試合の出場で予選落ちがわずか2回という数字にも表れている。さらに今季はプレーオフで2戦2勝。通算でも5勝1敗と勝負強さを発揮。来季はリオデジャネイロ五輪やライダーカップが控えているが、メジャーも含めた大舞台での活躍に期待が高まる。

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