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リオ五輪出場権争い 〜日本男子〜

2016/01/04 10:20
リオ五輪出場権争い 〜日本男子〜
日本代表選出が濃厚な松山。(写真提供:Getty Images)

 

 2016年、ブラジルで開催されるリオデジャネイロ五輪でゴルフ競技が112年ぶりに復活する。出場選手は世界ランキングをベースとなって作られる、オリンピックランキング上位60名。現地時間7月11日に出場選手が決定となり、出場権争いは残り約半年となった。

 丸山茂樹がヘッドコーチを務める日本代表では、現在世界ランク15位と頭ひとつ抜けている松山英樹のメンバー入りが濃厚。争点となっているのは残る1枠についてだ。今のところは同59位の片山晋呉が出場圏内だが、池田勇太(86位)や宮里優作(92位)、藤本佳則(95位)らも昨年終盤から一気に順位を伸ばしており、2番手の座は今後も流動的となる可能性が高い。

 僅差で続く石川遼(103位)や小平智(110位)、岩田寛(111位)、小田孔明(113位)といった面々もその座を虎視眈々と狙う。なかでも石川、岩田の動向には注目。両選手が主戦場とする米ツアーは期日までに国内ツアー(11試合)よりもはるかに多い29試合(うちメジャー2試合)を予定し、好成績を収めればジャンプアップも期待出来る。当然厳しい戦いとはなるが、チャンスは十二分にある言っていい。

 一方、国内組は少ない試合の中でいかに結果を残せるかが問われる。ランク下位の選手は初戦からスタートダッシュをかけなければ厳しくなるだろう。米ツアーに比べれば獲得ポイントは少ないが、上位を争える確率もその分だけ高く、特に2試合ある公式戦ではどの選手も目の色を変えて勝利を狙ってくるはず。期日前の最後の大会となる日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯まで目の離せない展開となりそうだ。

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