ツアーニュース

注目選手振り返り 〜リディア・コ〜 Part1

2016/01/05 14:06
注目選手振り返り 〜リディア・コ〜 Part1
史上最年少記録(17歳9か月)で世界女王に輝いたL.コ。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーで“天才少女”と騒がれた選手は数多くいるが、リディア・コ(ニュージーランド)ほどの実績を残した選手はいない。ルーキーイヤーの2014年に年間女王に輝いた同選手は2015年、さらなる偉業を重ねて記録ラッシュの一年を送った。

 まず手にしたのはロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1の座。開幕戦のコーツ・ゴルフ選手権では惜しくも1打差2位タイに終わったが、13位タイだったインビー・パーク(韓)をかわして自身初の世界女王に輝いた。これは男女通じての史上最年少記録(17歳9か月)で、タイガー・ウッズ(米)の21歳5か月を大きく更新する快挙となった。

 2月にはシーズン第3戦のISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンでこの年最初のトロフィを獲得。開幕から6戦続けて1桁フィニッシュを続け、迎えた4月のANAインスピレーションでは大記録を達成する。結果は51位タイだったが、同大会第1ラウンドで「29」ラウンド連続アンダーパーを記録。2004年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に並ぶ偉業を17歳の若さで成し遂げてみせた。

 それでもやはりメジャーVを挙げられなかった悔しさは大きかっただろう。次戦でシーズン2勝目を手にしたコだが、以降もKPMG女子PGA選手権でプロ初の予選落ちを経験するなどメジャー大会で苦戦。翌月の全米女子オープンでも12位タイと思うような結果は残せず、全英リコー女子オープン(3位タイ)ではパークにシーズン2つ目のメジャーVを許した。不調とは言わないまでも8月半ばまで嫌な流れが続いたことは確かだ。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 注目選手振り返り 〜リディア・コ〜 Part1
×