米シニア開幕戦に井戸木参戦　B.ランガーのパッティングにも注目

　米チャンピオンズツアーの2016年シーズン初戦、三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライが現地時間21日、ハワイのフアラライGCを舞台に開幕。過去2年間のツアー競技優勝者、そして過去5年間の同ツアーメジャー優勝者のみが出場できるエリートフィールドで新シーズンがスタートする。

　最も大きな注目を集めるのは今大会2勝を数え、昨シーズンに史上最多3度目の年間王者に輝いたベルンハルト・ランガー（独）。今年から長尺パターを封じられる皇帝のパッティングにはギャラリーからも熱視線が送られるはず。ツアー公式サイトのパワーランキング（優勝予想）で1位につけるなど、多くの識者はアンカリング規制も問題なしと見るが果たしてどうなるか。

　そのランガーの対抗に挙げられるのは、昨季に同選手と激しいタイトル争いを繰り広げたコリン・モンゴメリー（スコットランド）とジェフ・マガート（米）だ。悲願の賞金王、年間王者のタイトルを獲り損ねた両選手は今週の優勝予想でもランガーの後塵を拝しているが、ライバルを退けての開幕ダッシュで意地を見せたいところ。

　ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）が連覇を狙う中、フィールドにはフレッド・カプルス（米）、デービス・ラブIII（米）など豪華な顔ぶれが勢ぞろい。今大会2勝のヘイル・アーウィン（米）を筆頭に9人の世界ゴルフ殿堂メンバーが集まった。日本から唯一出場の井戸木鴻樹にも要注目。今季からプレーオフ制度を導入し、装い新たに新シーズンを迎えるチャンピオンズツアー、開幕戦を制するのは一体誰になるだろうか。