松山、昨季1差2位Tの雪辱へ　石川は相性の悪さ跳ね返せるか

　米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンが現地時間4日、アリゾナ州のTPCスコッツデールで開幕。昨季大会で1打差2位タイと惜しくも優勝を逃した松山英樹が石川遼とともに参戦する。

　昨季大会では最終日に一時首位に立ちながらも逃げ切れなかった松山。1打差で迎えた最終18番で決めればプレーオフというバーディパットを外し、ブルックス・ケプカ（米）と1打差でツアー2勝目はお預けとなった。初出場の一昨季も2打差4位タイと相性は良いだけに、前週予選落ちの悔しさを晴らすにはもってこいの舞台だろう。一方の石川はこれまで3年連続予選落ちと得意ではないが、早めのシード確保へ向けて上位フィニッシュといきたい。

　昨季覇者ケプカはツアー初勝利を手にした地で自身初の連覇を見据える。前戦のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズでは3位タイに入っているが、4週空けての今大会にも好調を持ち込めるか。そのケプカを差し置いて優勝候補筆頭に選ばれたのはバッバ・ワトソン（米）。これまで勝利こそないもののTPCスコッツデールとは抜群の相性を誇り、過去2シーズンいずれも2位タイに食い込んでいる。

　そのほか、大会3勝のフィル・ミケルソン（米）や2週連続優勝を目指すブラント・スネデカー（米）、世界ランクNo.3のリッキー・ファウラー（米）といった強豪がトロフィ奪取を目指してフィールド入り。昨季は1週間で約56万人のギャラリーを集めた今大会、大観衆を味方につけトロフィを掲げるのは誰になるのか。