R.マキロイ、思い出の地で連覇へ　H.ステンソンは10勝目なるか

　欧州ツアーのオメガ ドバイデザートクラシックが現地時間4日、UAEのエミレーツGCを舞台に開幕。2009年大会でプロ初勝利を挙げ、一気にスターダムを駆け上がってきたローリー・マキロイ（北アイルランド）が連覇での大会3勝目を目指す。

「ドバイには最高の思い出がある」と話すマキロイは、19歳の若さで2009年大会を制しプロ初優勝。そこから世界中で勝ち星を挙げて世界No.1に君臨し、これまでメジャー4勝を含むツアー12勝を積み重ねてきた。2年連続で年間王者に輝いた昨季は今大会でシーズン初勝利をマーク。第2ラウンドで首位に立って以降つけ入る隙を与えず、節目となるツアー10勝目を記録している。

　そのマキロイの対抗に挙げられるのはヘンリック・ステンソン（スウェーデン）だ。相性抜群の今大会では2006年から5年連続で8位タイ以上の成績を収め、2007年大会では優勝。2013年からDPワールドツアーチャンピオンシップドバイを連覇していることもあり、マキロイと同じく今大会には良いイメージで臨める。膝手術からの復帰初戦となった前戦でも3位タイと結果を残しており、そろそろ2014年以来の白星でツアー10勝目といきたいところだろう。

　また、前週の勝利で波に乗るブランデン・グレイス（南ア）や昨季3勝のアンディ・サリバン（英）、レース・トゥ・ドバイ2位に入ったダニー・ウィレット（英）らも優勝候補の一角。ルーキーイヤーの昨季に初優勝を果たしたマシュー・フィッツパトリック（英）、同選手をかわして昨季新人王に輝いたアン・ビョンホン（韓）も注目すべき存在だ。

　そのほか、元世界No.1のアーニー・エルス（南ア）は前人未到の大会4勝目を目指してフィールド入り。昨年に全米アマチュアゴルフ選手権とNCAA（全米学生）選手権の両方を制した注目アマ、ブライソン・デシャンボー（米）も欧州3連戦目の今大会で上位進出を狙う。