さくらは23位タイに後退　池恩熹が1打差トップで最終日へ

　米女子ツアーのJTBCファウンダーズ・カップが現地時間19日、アリゾナ州のワイルドファイアGC at JWマリオット・フェニックス・デザート・リッジ・リゾート＆スパを舞台に第3ラウンドの競技を終え、17位タイから出た横峯さくらは通算11アンダー23位タイに後退。通算18アンダーに伸ばした池恩熹（韓）が単独トップに浮上した。

　初日から日本勢トップを走る横峯はこの日、前半2番、5番とパー5できっちりスコアを伸ばし、8番パー4のバーディで3アンダーに。直後の9番で1つ落としたものの、その後の11番パー5で取り返すと、以降は最後までパープレーを続けてホールアウト。4バーディ、1ボギーの3アンダー69で首位との7打差は縮められなかったが、1桁順位も十分狙える位置で最終18ホールを迎える。

　その他日本勢は、25位タイからスタートした宮里美香が4バーディ、2ボギーの2アンダー70で通算9アンダー42位タイに後退。64位タイで辛くも予選ラウンド通過となった野村敏京もこの日2つ伸ばしたが、通算5アンダー64位タイで順位は変わらずとなった。

　ツアー3勝目を目指す池は、7バーディ、ノーボギーの「65」と隙のないゴルフで5位タイからの奪首。2013年覇者のステイシー・ルイス（米）と今季初白星を狙うキム・セイヨン（韓）が1打差の2位タイで最終日逆転に挑む。

　以下、通算16アンダーで単独4位は前日3位タイのジャッキ・コンコリーノ（米）。ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のリディア・コ（ニュージーランド）は「64」で前日の25位タイから通算15アンダー5位タイに急上昇し、カルロタ・シガンダ（スペイン）、ポーラ・クリーマー（米）と肩を並べた。そのほか、昨季覇者のキム・ヒョージュ（韓）は通算9アンダー42位タイとなっている。