岩田は60位タイでフィニッシュ　飛ばし屋T.フィナウが初優勝

　米男子ツアーのプエルトリコ・オープンは現地時間27日、プエルトリコのココビーチG＆CCで最終ラウンドの競技を終了。岩田寛は1アンダー71で回り、通算1オーバー60位タイで大会を終えた。

　第3ラウンドで「76」と崩れて65位タイに順位を落とした岩田。この日も立ち上がりの1番でボギーが先行する展開となったが、続く2番パー5でしっかりとバーディを奪う。さらに7番でもスコアを伸ばして前半は1アンダーで折り返すと、後半は14番でボギーと叩いたが最終18番パー5でバーディフィニッシュ。3バーディ、2ボギーの内容でホールアウトとなった。

　優勝は今季のドライビングディスタンスでトップ（316.3ヤード）に立つ、飛ばし屋のトニー・フィナウ（米）。トップと1打差の2位タイから出ると、10番までに4つのバーディを奪うも、11番、15番のボギーで失速。4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、通算12アンダーでスティーブ・マリーノ（米）とのプレーオフへもつれ込む。

　18番パー5の繰り返しで行われたプレーオフは2ホール目まで両者バーディ奪取が続いたものの、3ホール目でマリーノがバーディならず。対するフィナウはバーディを奪ってツアー初優勝を成し遂げた。

　単独トップから出たイアン・ポルター（英）は1バーディ、1ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算11アンダーでロドルフォ・カゾーボン（メキシコ）と並んで3位タイ。通算10アンダー5位タイにはアンドレス・ロメロ（アルゼンチン）、スコット・ブラウン（米）、ニック・テイラー（カナダ）が並んでいる。欧州ツアー3勝のジョージ・クッツェー（南ア）は通算4アンダー35位タイとなっている。