12年覇者・笠と馬場が首位に並ぶ　連覇狙う渡邉は1打差3位タイ

　国内女子ツアーのヤマハレディースオープン葛城が31日、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 山名コースで開幕し、第1ラウンドの競技を終了。2012年覇者の笠りつ子と馬場ゆかりの2人が首位を分け合い、1打差3位タイに昨季覇者の渡邉彩香とテレサ・ルー（台）、申ジエ（韓）が続いた。

　前週大会では3位タイで連覇を逃した笠。トロフィ奪還を目指す今大会初日は、立ち上がりから8ホールでパープレーと我慢を続けると、迎えた18番パー5で最初のバーディを奪取。折り返し後もスコアを落とさずに2番、5番と伸ばし、「パープレーが目標だった」なかで3バーディ、ノーボギーの「69」と好スコアをマークした。

　トップに並んだ馬場は、5バーディ、2ボギーの内容。3アンダーでのハーフターンから、後半13番までに2つ落とすも、上り2ホールの連続バーディでリーダーボードを駆け上がった。昨季賞金ランキング53位でシード権を失い、今季はQT（予選会）51位の資格でツアーを戦う馬場。今季初出場の前週は40位タイに終わったが、今週はこの勢いで上位に食い込めるか。

　3位タイにつけた渡邉は、5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70でホールアウト。前半15番からの4連続含む計5バーディをマークするも、4番パー3のダブルボギーが大きく響いた。以下、1アンダー71の6位タイには西山ゆかり、鈴木愛、藤本麻子ら8人。2週連続優勝を狙うキム・ハヌル（韓）は吉田弓美子らと同じイーブンパー72の14位タイで、4週連続の首位発進とはならなかった。

　アマチュア勢では、1オーバー73で回った勝みなみ（鹿児島高2年）が、2013年覇者の比嘉真美子らと28位タイに並んだ。そのほか、新垣比菜（興南高2年）は3オーバー75で今季1勝の大江香織らと53位タイにつけている。