岩田は「78」で140位　D.ジョンソンが1打差2位タイ好発進

　米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープンが現地時間31日、テキサス州のゴルフクラブ・オブ・ヒューストンで第1ラウンドの競技を終え、世界ランキング9位のダスティン・ジョンソン（米）が1打差2位タイの好発進。日本から唯一出場の岩田寛は6オーバー「78」と苦しみ、140位に沈んだ。

　2週連続の予選突破から上位進出を目指す岩田だが、初日はノーバーディ、6ボギーと大苦戦。3オン2パットの12番パー4から3連続ボギーで出遅れると、4オーバーで迎えた後半も2ボギーと最後までバーディを奪えず。この日はフェアウェイキープ率で71.43%を記録する一方、パーオン率は33.33%とショットに安定感を欠く内容に終わった。

　昨年3月以来のツアー10勝目を目指すジョンソンは、インコースを3バーディ、1ボギーでハーフターン。後半は1番でバンカーからの残り81ヤードを1.7メートルに寄せてバーディ、続く2番では5メートルを沈めて連続バーディとすると、その後は8番パー5で2打目を3メートルにつけてイーグルを奪うなど、4アンダーで迎えた上り2ホールをイーグル、バーディで締め、1イーグル、7バーディ、2ボギーの7アンダー65で初日を終えている。

　8アンダー64の単独首位はチャーリー・ホフマン（米）。4連続を含む計9バーディを奪う一方で、ボギーを1つに抑えてリーダーボードのトップに立った。連覇を目指すマスターズへ勢いをつけたいジョーダン・スピース（米）は、6バーディ、1ボギーの内容でトップと3打差の10位タイにつける。

　そのほか、前週のプエルトリコ・オープンでツアー初勝利を挙げたトニー・フィナウ（米）は、4アンダー68の21位タイ。リッキー・ファウラー（米）やフィル・ミケルソン（米）、パトリック・リード（米）らは3アンダー69で32位タイとなった。前週のWGC-デル・マッチプレー選手権で準優勝したルイス・ウーストハウゼン（南ア）は、1オーバー73で106位タイと出遅れている。

　なお、昨季覇者のJ.B.ホームズ（米）は肩の負傷により、30日に棄権を余儀なくされている。