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J.スピースが史上4人目の連覇へ首位発進!「ノーボギーは嬉しい」

2016/04/08 09:44
J.スピースが史上4人目の連覇へ首位発進!「ノーボギーは嬉しい」
「66」で回り、2位と2打差の単独トップに立ったJ.スピース。(写真提供:Getty Images)

 

 現地時間7日に開幕した米男子ツアーの今季メジャー初戦、マスターズ(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)。ディフェンディング・チャンピオンのジョーダン・スピース(米)は第1ラウンドを「66」で回り、2位と2打差の単独トップに立った。

 方向、強弱の激しく変化する風に多くの選手が苦しむなか、昨季の「64」には及ばずも最高のスタートを切ったスピース。3番のバーディ先行から、さらに6番、8番と伸ばして3アンダーで折り返した22歳は、後半も出だし10番、そして伸ばしどころの13番とバーディを上積み。以降もスコアを落とさず最終18番を迎えると、フォローの風に乗せた2打目をベタピンにつけ、6つ目のバーディ奪取で後続をさらに突き放した。

 昨季はタイガー・ウッズ(米)に並ぶ大会記録18アンダーで完全優勝。この日、史上4人目の連覇がかかる大一番で貫禄の首位発進を切ったスピースは、「1、4、16番と厳しいところに打ってしまったが、ノーボギーで回れたのは嬉しい。初日は去年より良かった。そこはコンディションの問題」とこの日のプレーを振り返っている。2日目以降もこの勢いを続け、昨季に続く栄冠を勝ち取ることは出来るだろうか。

 4アンダー68の2位タイに続いたのは、ダニー・リー(ニュージーランド)とシェーン・ロウリー(アイルランド)。3アンダー69の4位タイにはセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジャスティン・ローズ(英)、ポール・ケイシー(英)、イアン・ポルター(英)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)の5人が並び、トップと3打差の好位置から逆転の機会をうかがう。

 キャリアグランドスラムを目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)は1イーグル、4バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフで、2アンダー70の9位タイ。13番のイーグルなどで一時4アンダーに乗せたが、上り2ホールで2つ落として4打差に後退した。以下、1アンダー71の13位タイには日本から唯一出場の松山英樹らがつける。

 世界No.1のジェイソン・デイ(豪)は、前半のうちに1イーグル、3バーディのチャージをかけるも、5アンダーのまま迎えた15番からボギー、トリプルボギー、ボギーと一気に貯金を吐き出し、イーブンパー72のラウンド。大会3勝のフィル・ミケルソン(米)やヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らと同じ21位タイとなった。

 そのほか、今季2勝と好調のアダム・スコット(豪)は4オーバー76の59位タイ。ツアー公式サイトの優勝予想で1位に入ったリッキー・ファウラー(米)は「80」と崩れ、元世界王者のビジェイ・シン(フィジー)、アーニー・エルス(南ア)らと81位タイに沈んだ。

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