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J.スピースが18番のナイスパーセーブで首位をキープ

2016/04/09 09:34
J.スピースが18番のナイスパーセーブで首位をキープ
単独トップで決勝ラウンドに進んだジョーダン・スピース。(写真提供:Getty Images)

 

 今季メジャー初戦の第80回マスターズは、現地時間8日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで第2ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのジョーダン・スピース(米)は2オーバー74とスコアを落としたものの、通算4アンダーでリーダーボードのトップを守った。

 初日をノーボギーの「66」でラウンドしたスピース。この日も1番で4メートル、3番では60センチに寄せてバーディを奪うなど幸先の良い立ち上がりとなったが、それ以降は前日に続いて吹き荒れた強風と難しいピンポジションに苦戦。5番パー4ではパーオンに成功しながらも、2メートルのパーパット、さらに1.2メートルのボギーパットも外して4パットのダブルボギーを喫すると、8番バーディのあとの9番では1.5メートルを外してボギーとし、前半はイーブンパーで折り返す。

 さらに、後半最初の10番でも下りのパーパットを外してボギーを叩くと、15番パー5ではバーディを奪いイーブンパーまで戻したものの、16番パー3ではバーディパットで寄せきれず、さらに17番でも上りの2.7メートルを外して連続ボギーとしてしまう。さらに、後続に1打リードで迎えた最終18番でも2打目をグリーン右のバンカーに入れるピンチを迎えたが、4.5メートルのパーパットをねじ込んでホールアウト。初日から一転して4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと不安定な内容となったが、史上4人目の連覇に向けて最高の位置で予選ラウンドを終えた。

 トップと1打差の単独2位には、キャリアグランドスラム達成を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)。第3ラウンドではスピースとのツーサムが決まり、両者はメジャー大会の決勝ラウンドでは初の同組でのプレーとなる。通算2アンダー3位タイには、ダニー・リー(ニュージーランド)とスコット・ピアシー(米)。トップと4打差5位タイには松山英樹、ブラント・スネデカー(米)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)が並んでいる。

 アマチュアのブライソン・デシャンボー(米)は15番までに4アンダーとし、一時単独2位まで浮上したものの、最終18番パー4でトリプルボギーを叩くなど終盤に失速。イーブンパー72で終えて、通算イーブンパー8位タイとなっている。今季2勝のアダム・スコット(豪)は通算4オーバー42位タイで決勝ラウンドに進出。2012年大会覇者のバッバ・ワトソン(米)は通算6オーバー単独57位となりカットライン上で予選突破を決めている。

 一方、フィル・ミケルソンは7オーバー79と崩れ、通算7オーバー58位タイ。昨年の全英オープン覇者ザック・ジョンソン(英)は「80」を叩き、通算8オーバー63位タイ、初日に大きく出遅れた世界ランキング5位のリッキー・ファウラー(米)は通算9オーバー69位タイでそれぞれ大会を後にしている。

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