R.マキロイ、プラン通りの後半で2位浮上　J.スピースと3日目最終組に

　今季メジャー初戦の第80回マスターズが、現地時間8日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで第2ラウンドの競技を終え、キャリアグランドスラムを目指すローリー・マキロイ（北アイルランド）は1アンダー71で通算3アンダー単独2位に浮上。トップのジョーダン・スピース（米）に1打差まで迫った。

　初日に引き続く強風と速いグリーンに加え、難セッティングによって各選手パーを拾う展開となった2日目。マキロイは2番から連続バーディで幸先の良い立ち上がりも、4番パー3で3パットのダブルボギーを叩くと、続く5番もボギーで落として1オーバーで前半を折り返す。

　それでも「我慢強くパーを拾ってパー5でバーディを獲るしかないと分かっていた」という世界No.3は後半、11番でこそスコアを落としたものの、13番、15番のロングホールでバーディ奪取。さらに16番では12メートル弱のスライスラインを読み切り連続バーディとし、5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーでトップとの差を4打から1打に縮めた。

　この日アンダーパーをマークしたのはマキロイ含めわずか4人。「とてもハッピーだよ。こういうコンディション、ピンの位置でアンダーパーなら、良いポジションで週末を迎えられる」とプレーを振り返った同選手は3日目、トップのスピースと最終組ツーサムでのプレーが決定。これについて「大会も盛り上がるだろうけど、自分のプレーに集中しなくてはならない」と気を引き締めたマキロイだが、引き続き難コンディションが予想される第3ラウンドでライバルを逆転できるだろうか。