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史上4人目の連覇狙うJ.スピース 終盤に失速も“7R”連続で堅首

2016/04/10 10:00
史上4人目の連覇狙うJ.スピース 終盤に失速も“7R”連続で堅首
通算3アンダーでトップをキープしたJ.スピース。(写真提供:Getty Images)

 

 今季メジャー初戦の第80回マスターズは、現地時間9日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで第3ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのジョーダン・スピース(米)は1オーバー73とスコアを落としながらも、通算3アンダーでトップをキープ。史上4人目の連覇に王手をかけた。

 ジャック・二クラウス、ニック・ファルド、タイガー・ウッズに続く史上4人目の連覇狙うスピース。前半は2番と8番のパー5でバーディを奪うなど、1アンダーで折り返し。後半に入り11番パー4で3オン、3パットのダブルボギーを喫したが、12番パー3では5メートルを沈めてバーディをマークする。

 さらに14番ではピンそば2メートルにつけてスコアを伸ばしすと、続く15番パー5でも3打目を3メートルに寄せてバーディ。17番でボギーを叩いたが、最終ホールを前に後続との差は3打となり、大きなリードを得て最終日に向かうかと思われたが、ティーショットを右に外すと、2打目をレイアップ。3打目のアプローチは15メートルと距離を残し、3パットでダブルボギー。トータル5バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの内容でホールアウトとなった。2位以下との差は1打に縮まったものの、昨季大会の初日から7ラウンド連続となる首位は守った。果たして、2年連続でグリーンジャケットに袖を通すことができるだろうか。

 通算2アンダー単独2位は、スマイリー・カウフマン(米)。トップと2打差の3位タイには、松山英樹と1993年大会覇者のベルンハルト・ランガー(独)がつけている。世界ランキングNo.1のジェイソン・デイ(豪)が1アンダー71とスコアを伸ばして、通算イーブンパーでダスティン・ジョンソン(米)、ダニー・ウィレット(英)とともに5位タイ。キャリアグランドスラム達成を目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)は5オーバー77と崩れ、通算2オーバー11位タイに順位を落とした。

 8位タイから出たアマチュアのブライソン・デシャンボー(米)は5オーバー77で回り、通算5オーバーでブルックス・ケプカ(米)、ダニー・リー(ニュージーランド)、マシュー・フィッツパトリック(英)らと並び23位タイに後退。今季2勝のアダム・スコット(豪)は通算7オーバー34位タイとなっている。

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