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史上最年長優勝を見据えるB.ランガー 「自分にはコースの知識がある」

2016/04/10 11:22
史上最年長優勝を見据えるB.ランガー 「自分にはコースの知識がある」
最終日、トップと2打差の3位タイから出るB.ランガー。(写真提供:Getty Images)

 

 現地時間9日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで、第3ラウンドを終えた第80回マスターズ。3日目の18ホールで全選手中、最多となる6バーディを奪ったのは、過去に2回マスターズを制覇している58歳のベルンハルト・ランガー(独)だった。

 現在は米チャンピオンズツアーを主戦場とし、同ツアーでは2年連続で年間王者&賞金王に輝くなど圧倒的な強さを誇っているとはいえ、最後のレギュラーツアーでの優勝は23年前、奇しくも1993年のマスターズとなっている。トップと2打差の3位タイから出る最終日は、日本人初のメジャー制覇を狙う松山英樹とのペアリングが決定している。

 この日は飛ばし屋のジェイソン・デイ(豪)とラウンドだったが「彼とは異なる戦術が必要だったが、スコアカードに飛距離は関係ない。好調であれば、遠くに飛ばす若手と互角の戦いができる」と飛距離による不利はないと話したランガー。そして「自分にはこのコースの知識がある」と通算113ラウンドを誇るオーガスタでの経験が優勝争いに向けてもアドバンテージになると考えているようだ。

 仮に優勝となれば、1986年に当時46歳でグリーンジャケットを獲得したジャック・二クラウス(米)はもちろん、1968年に48歳で全米プロゴルフ選手権制したジュリアス・ボロスの持つメジャー最年長優勝記録も大幅に塗り替えることとなる。それでもランガーは「遅かれ早かれ、この記録は破られることになるだろう。時間の問題だ。今の選手は、以前よりもアスリートだ。体のケアを慎重に行っているし、今の若手が年齢を重ねても良い状態をキープすることができるだろう」と話した。

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