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松山は7位Tで2年連続トップ10入り メジャーVは「近いようで遠い」

2016/04/11 09:07
松山は7位Tで2年連続トップ10入り メジャーVは「近いようで遠い」
メジャー初優勝とはならなかったが、2年連続のトップ10入りを果たした松山。(写真提供:Getty Images)

 

 今季メジャー初戦の第80回マスターズが現地時間10日、ジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで最終ラウンドの競技を終え、日本勢初のメジャー制覇を目指した松山英樹は通算イーブンパーの7位タイで終戦。偉業達成とはならなかったが、2年連続のトップ10入りでその存在感を示した。

 トップと2打差の3位タイで迎えた最終日。最終組の1つ前で序盤からプレッシャーをかけたい松山は、難関1番でボギーと出遅れるも、続く2番パー5で2オンからバーディを奪ってバウンスバック。ここから上位追走と行きたかったが、迎えた4番から連続ボギー、さらに6番パー3では3オン2パットのダブルボギーで一気に4つスコアを落とし、一時通算3オーバーと苦しい展開を強いられる。

 それでも、8番パー5のバーディが流れを引き寄せたか、10番で5メートル強のバーディパットを沈め、13番パー5では1.5メートルのイーグルチャンス到来。しかし、このホールで惜しくもバーディ止まりとなると、以降はチャンスを決め切れず、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73でのホールアウトとなった。

「後半は10番バーディ獲って良い流れになったが、12番から4ホールで一つしか獲れなかったのはすごく痛かった」と競技後に悔しさを表した松山だが、初日から3日間は出場選手中で唯一オーバーパーを叩かず、2年連続のトップ10入りでメジャー制覇への近さを感じさせた。「近いようで遠いような感じだが、今の課題を克服すればチャンスはある」と前を向く24歳の次なる挑戦に期待したい。

 通算5アンダーで今大会を制したのはダニー・ウィレット(英)。ノーボギーの「67」で逆転勝利を収め、1999年のホセ・マリア・オラサバル(スペイン)以来初めて欧州勢がマスターズを制した。1打差トップから逃げ切りを目指したジョーダン・スピース(米)は12番パー3で7打を叩くなど「73」とスコアを落とし、通算2アンダー2位タイで史上4人目の大会連覇を逃している。

 以下、スピースと並ぶ2位タイにリー・ウェストウッド(英)。通算1アンダーの4位タイにはポール・ケイシー(英)、ダスティン・ジョンソン(米)、J.B.ホームズ(米)が続いた。そのほか、キャリアグランドスラムを目指したローリー・マキロイ(北アイルランド)は「71」で通算1オーバーとし、ジェイソン・デイ(豪)らと並ぶ10位タイで大会を終えている。

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