野村が日本勢トップの23位タイ　初代女王の藍は77位タイ出遅れ

　米女子ツアーのロッテ選手権が現地時間13日、ハワイのコオリナGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。イーブンパー72で回った野村敏京が日本勢トップの23位タイにつけ、2012年覇者・宮里藍は3オーバー75の77位タイと出遅れた。

　強風の中でのプレーに多くの選手が苦しんだ初日。2月のツアー初勝利に続く大きな結果が欲しい野村は前半、12番、16番とボギーが重なる苦しい展開も、18番グリーン外からのパットで1つ戻すと、1番パー5でもきっちり伸ばして連続バーディ。その後の4番ボギーはすぐさま5番で取り返し、3バーディ、3ボギーのラウンドで首位と4打差の位置で初日を終えた。

　前月のキア・クラシックで3年ぶりのトップ3入りを果たすなど、復調の兆しを見せていた藍は、2バーディ、5ボギーの内容。「タフなコンディション。チャンスの少ない一日だった」とこの日を振り返った。その他日本勢は、上原彩子が1オーバー73で47位タイ、2オーバー74の横峯さくらは64位タイにつける。また、アマチュアの山口すず夏は「76」の90位タイ。宮里美香は「77」の101位タイに沈む。

　4アンダー68の首位に並んだのはモリヤ・ジュタヌガーン（タイ）とイ・ミンジ（豪）。1打差の3位タイに昨季覇者のキム・セイヨン（韓）やブルック・ヘンダーソン（カナダ）、キャロライン・マッソン（独）ら5人が続く。

　そのほか、ロレックスランキング（女子世界ランキング）1位のリディア・コ（ニュージーランド）は1アンダー71の13位タイ。同2位のインビー・パーク（韓）は2オーバー74で横峯らと64位タイに並んでいる。