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初日出遅れの藍が「68」で急浮上 野村と日本勢トップで折り返し

2016/04/15 14:15
初日出遅れの藍が「68」で急浮上 野村と日本勢トップで折り返し
通算1アンダー26位タイで決勝ラウンドに進出した宮里藍。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーのロッテ選手権が現地時間14日、ハワイのコオリナGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。77位タイと後方からスタートした宮里藍は「68」でリーダーボードを駆け上がり、通算1アンダー26位タイで決勝ラウンド進出。「71」で回った野村敏京とともに日本勢トップの位置で大会を折り返した。

 初日に「75」と出遅れた2012年覇者・藍は、上位進出へ立ち上がりからチャージ。2番で長いバーディパットを決め勢いをつけると、微妙な距離を残した3番もバーディ、続く4番パー3では1オンならずも鮮やかなチップインで3連続バーディとし上位を追い上げる。その後の8番では1打目がピンを大きく越えてボギーを叩いたが、折り返し直後の10番でバーディ、最終18番でもう1つ伸ばし、5バーディ、1ボギーと残り36ホールへ期待の膨らむ2日目となった。

 23位タイからスタートの野村は、13番パー5のチップインバーディなど要所で好プレーを見せたが、2バーディ、1ボギーの伸び悩みでわずかに後退。「69」で通算2オーバー63位タイにつけた宮里美香を含め、日本勢は3名が予選通過を果たしている。一方、この日イーブンパーで回ったアマチュアの山口すず夏と、2つ落とした横峯さくらが通算4オーバー83位タイで決勝ラウンド進出ならず。通算5オーバー93位タイに後退した上原彩子も2日間で大会を終えている。

 通算10アンダーの単独首位はイ・ミンジ(豪)。ツアー2勝目を目指す19歳は首位タイから出たこの日、ノーボギーの「66」と圧巻のプレーを見せて後続を2打差に突き放している。以下、通算8アンダーの2位はケイティ・バーネット(米)。通算7アンダーの3位にジャン・スヨン(韓)が続き、昨季覇者のキム・セイヨン(韓)が通算6アンダー4位となった。

 そのほか、ロレックスランキング(女子世界ランキング)7位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)は、この日「70」で通算5アンダー5位タイ。世界3位のレクシー・トンプソン(米)はチョン・インジ(韓)らと通算3アンダー10位タイに並んだ。また、13位タイから出た世界女王リディア・コ(ニュージーランド)は「72」と伸ばせず、藍らと同じ26位タイに順位を下げている。

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