野村が「67」で12位タイ浮上　美香は32位タイで最終日へ

　米女子ツアーのロッテ選手権が現地時間15日、ハワイのコオリナGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。今季2勝目を狙う野村敏京が5アンダー67をマークし、通算6アンダー12位タイに浮上。宮里美香も通算2アンダー32位タイに順位を上げた。

　予選ラウンドは72-71で回り、26位タイで突破した野村。この日は5番でバーディをマークすると、6番パーのあとの7番からは連続バーディとし、前半は3アンダーでハーフターン。さらに後半に入っても、13番パー5でスコアを伸ばすと、最終18番もバーディで締めて、ノーボギーと安定したプレーを披露。トップとは7ストロークの差があるものの、上位進出を狙える位置で最終日を迎えることとなった。

　一方、63位タイで決勝ラウンドに進出した美香は7番までに3バーディをマークするも、前半の上がり2ホールを連続ボギーとし、1アンダーでバックナインへ。それでも11番から3連続バーディと一気にチャージをかけ、6バーディ、2ボギーの内容だった。26位タイから出た宮里藍は、出だしの3番でダブルボギーを喫するなど、波に乗れず、後半は2アンダーで回りながらも、1オーバー73とスコアを落とし、通算イーブンパー45位タイとなっている。

　通算13アンダーで単独トップに立ったのは、ケイティ・バーネット（米）。前半は5番のバーディ1つにとどまったが、バックナインは4アンダーと猛チャージ。前日に続き、18ホールをノーボギーで終え、ツアー初優勝に王手をかけた。1打差の単独2位にはジャン・スヨン（韓）、通算10アンダー3位タイにはモリヤ・ジュタヌガーン（タイ）とチョン・インジ（韓）がつけている。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.3のレクシー・トンプソン（米）は、通算7アンダーで9位タイに浮上。同7位のブルック・ヘンダーソン（カナダ）は、1アンダー71と伸び悩み、通算6アンダーでフォン・シャンシャン（中）らと並び12位タイとなっている。また、世界女王リディア・コ（ニュージーランド）は通算2アンダー32位タイに後退している。