金庚泰が開幕戦優勝に王手！　熊本出身の重永、永野らが追う

　国内男子ツアーの国内初戦、東建ホームメイトカップが16日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に第3ラウンドの競技を終了。昨季賞金王の金庚泰（韓）が4アンダー67で回り、通算11アンダーで今季初優勝に王手をかけた。

　第2ラウンドで「67」をマークし、リーダーボードのトップでトーナメントを折り返した金は、この日も前半で5番、9番でスコアを伸ばし2アンダーで後半へ。12番でバーディを奪った後の14番こそボギーを叩いたが、直後の15番からの連続バーディで取り返し、5バーディ、1ボギーの内容でホールアウト。後続に4打差をつけ、昨年は年間5勝と圧倒的な強さを見せた29歳が、はやくも開幕戦で今年最初のトロフィを手にするのだろうか。

　通算7アンダーの2位タイには、近藤共弘、そしてともに熊本出身の重永亜斗夢、永野竜太郎が並んだ。トップと5打差の7位タイから出た近藤は前半で4つのバーディをマークすると、後半も一時3アンダーと猛チャージをかけたが、最終18番で痛恨のダブルボギー。逆転優勝に向けて、最終日は1番から金にプレッシャーをかけることができるか注目だ。

　通算4アンダーの5位タイには、薗田峻輔、I・J・ジャン（韓）、カート・バーンズ（豪）が並んだ。池田勇太は通算3アンダー8位タイ。通算2アンダー12位タイに、片山晋呉、プラヤド・マークセン（タイ）、ブレンダン・ジョンーズ（豪）、藤田寛之、宮本勝昌らがつけている。