藍が「65」の猛チャージで20位タイ　イ・ミンジが逆転でツアー2勝目

　米女子ツアーのロッテ選手権が現地時間16日、ハワイのコオリナGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。宮里藍が7アンダー「65」で回り、通算7アンダー20位タイで大会を終えた。

　第3ラウンドで「73」とスコアを落とし、45位タイに順位を落としていた藍。それでも、この日は前半で3番からの5ホールで4バーディをマークするなど、3アンダーで折り返すと、バックナインでは10番からの連続バーディなどノーボギーの4アンダーと猛チャージ。8バーディ、1ボギーの内容でホールアウト、3戦連続のトップ20入りとなった。

　日本人最上位は、2アンダー「70」で回り、通算8アンダーまでスコアを伸ばした野村敏京。4番までに2ボギーとしたが、8番、9番で取り返して1アンダーで後半に向かうと、サンデーバックナインは13番からの連続バーディでスコアを伸ばした。宮里美香は、前半こそスコアカード通りのプレーに終わったが、後半は4バーディ、1ボギーの3アンダー69を記録。通算5アンダー23位タイとなっている。

　通算16アンダーで優勝は8アンダー「64」で回ったイ・ミンジ（豪）。5打差の6位タイから出ると、3アンダーで迎えた13番パー5でイーグルを奪取。さらに14番からの4ホールで3つスコアを伸ばす鮮やかな逆転勝利でツアー2勝目を飾った。通算15アンダー2位タイには、チョン・インジ（韓）とケイティ・バーネット（米）が並んでいる。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.3のNo.3のレクシー・トンプソン（米）は、通算10アンダーでブルック・ヘンダーソン（カナダ）、フォン・シャンシャン（中）らと同じ10位タイ。同No.1のリディア・コ（ニュージーランド）は通算5アンダー23位タイとなっている。