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A.スコットがリオ五輪出場を辞退 過密日程等理由に

2016/04/20 16:48
A.スコットがリオ五輪出場を辞退 過密日程等理由に
五輪出場の辞退を表明したA.スコット。(写真提供:Getty Images)

 

 現地時間19日、世界ランキング7位のアダム・スコット(豪)が今年8月に開催されるリオデジャネイロ五輪への出場辞退を表明した。米ゴルフ専門チャンネルの『ザ・ゴルフ・チャンネル(電子版)』など複数のメディアが伝えている。

 以前、ゴルフが112年ぶりに復活するリオ五輪について「エキシビション」と発言するなど、五輪よりもメジャー大会優先の姿勢を表していたスコット。現在、世界ランクでは豪州勢2番手につけ、同1位のジェイソン・デイとともに代表圏内につけているが、同日付の声明で出場辞退の意向を明かし、「今回の決断は、五輪開催時期の競技の過密日程、そしてその他公私のスケジュールによるもの」と理由を説明した。

 リオ五輪ゴルフ競技(男子)の開催は現地時間8月11日から14日までの4日間。その影響により今季の米男子ツアーでは、例年8月開催のメジャー最終戦・全米プロゴルフ選手権が7月にずれ込み、メジャー第3戦・全英オープンとの間隔は2週間しかない。また、全米プロとリオ五輪までの期間も2週間と短く、ツアーの日程は例年よりも過密になっている。

 前週には元世界王者のビジェイ・シン(フィジー)も出場辞退を発表するなど、大物選手の辞退が続いたリオ五輪ゴルフ競技。今季2勝で世界ランク7位につけるスコットの辞退表明が、今後の各選手の動向に与える影響が懸念される。なお現在、世界ランクの豪州勢3番手にはマーク・リーシュマン(34位)がつけている。

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