上原が1アンダーの18位タイ発進　さくらは35位タイにつける

　米女子ツアーのボランティア・オブ・アメリカ・テキサス・シュートアウトが現地時間28日、テキサス州のラスコリナスCCで第1ラウンドの競技を終了。2人が出場の日本勢は、1アンダー70で回った上原彩子が18位タイ、イーブンパー71の横峯さくらが35位タイとなった。

　ここまで2戦連続予選落ちの悪い流れを断ち切りたい上原は、イーブンパーで迎えた前半18番から5ホールで3バーディと上位を追い上げるも、最終9番で手痛いダブルボギー。4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーで最後の最後に悔いの残る内容となったが、それでも上位をうかがえる好位置につけている。また、今季ここまで16位タイがベストの横峯は、前半5番で2打目をピンそばにつけバーディ先行も、以降は1バーディ、2ボギーと伸ばし切れなかった。

　5アンダー66で単独トップに立ったのは、5連続を含む6バーディのチャージを見せたM.J.ハー（韓）。ツアー通算3勝目へ向け、2位タイのリュウ・ソヨン、池恩熹（ともに韓）、ゲリナ・ピラー（米）に1打差をつける最高のスタートを切っている。以下、3アンダー68の5位タイに今季1勝のキム・セイヨンら4人。ロレックスランキング（世界ランク）5位の18歳、ブルック・ヘンダーソン（カナダ）やチョン・インジ（韓）らが2アンダー69の9位タイに続いた。

　一方、2014年覇者のステイシー・ルイス（米）は3オーバー74で84位タイと出遅れスタート。世界ランク3位のレクシー・トンプソン（米）は「75」と苦戦し、105位タイに沈んでいる。なお今大会では、第2ラウンドを終えて70位タイまで、第3ラウンドを終えて50位タイまでが決勝ラウンドに進出するシュートアウト方式が採用されている。