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ゴルフは五輪に定着するか 意欲示すR.マキロイも今後を不安視

2016/05/08 17:15
ゴルフは五輪に定着するか 意欲示すR.マキロイも今後を不安視

 

 開幕が近づくにつれて出場辞退者が続出し、ゴルフ競技開催の意義まで問われ出したリオデジャネイロ五輪。アイルランド代表としての出場が濃厚と見られるローリー・マキロイ(北アイルランド)が、そんな五輪ゴルフ競技の今後を不安視するコメントを残した。

 世界No.3は金メダル獲得のチャンスが2度しかないかも、と考えているようだ。今年1月には、五輪よりもメジャー大会を重視する姿勢を表していたマキロイ。しかし同選手は、親交の深いポール・マクギンリーが主将を務めるアイルランド代表としての五輪出場に意欲を示しており、英『デイリー・メール(電子版)』によると、出場を目指す理由に「金メダルを獲るチャンスがまた来るかは分からない」ことを挙げたという。

 一方でマキロイは「これまでに経験の無いことを成し遂げるチャンス」、「20年後に振り返った時、金メダルが最高の功績の一つになっているかも」と五輪への意気込みもコメント。2020年東京五輪以降にゴルフが開催される確証はないという考えが出場を後押ししたことは皮肉だが、トッププレーヤーが意欲を見せていることは追い風だ。

 とはいえ、前月には豪州代表候補の2番手だったアダム・スコットに加え、ルイス・ウーストハウゼンやチャール・シュワーツェル(ともに南ア)などのメジャー覇者も出場辞退を表明。先ごろにはマーク・リーシュマン(豪)も辞退を表明した。112年ぶりの復活開催まであと100日を切る中、五輪ゴルフの行く末が思いやられる。

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