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松山が“第5のメジャー”へ J.スピースはマスターズ以来の出場

2016/05/11 10:04
松山が“第5のメジャー”へ J.スピースはマスターズ以来の出場
第5のメジャーで今季2勝目を目指す松山英樹。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権が現地時間12日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に開幕。“第5のメジャー”と称されるツアーのフラッグシップトーナメントで、世界のトッププレーヤーたちが熱戦を繰り広げる。

 今大会は、賞金総額がツアー最高の1,050万ドル(約11億4,000万円)、フェデックスカップ・ポイントもメジャーと同等の600ポイントが優勝者に付与されるビッグトーナメント。“鬼才”ピート・ダイ設計のTPCソーグラスもそれに相応しい見どころ満載の難コースで、特に浮島グリーンの17番は見ものだ。例年通りメジャー級のフィールドには、新BIG3をはじめとした強豪がずらりと揃った。

 日本勢で唯一の出場となる松山英樹は3年連続3度目の出場。「67」で首位タイ発進を切った昨季は、2日目以降を「74-72-69」で回って17位タイに入っており、パワーランキング(優勝予想)5位に入った今季はそれを超える大活躍が期待される。前週大会では101位タイ発進と大きく出遅れながら最終的に11位タイの健闘を見せたが、今週は序盤からエンジンをかけて優勝争いに食い込みたい。

 分厚いフィールドの中でも大きな注目を集めるのは、約1か月ぶりの出場となるジョーダン・スピース(米)だ。前戦のマスターズでは12番でまさかの「7」を叩き、悲劇的な形で連覇を逃した。今大会予選ラウンドは、世界王者ジェイソン・デイ(豪)、ブランデン・グレイス(南ア)との注目組となったが、大舞台での復帰戦でいきなり結果を出し、再びその強さを証明出来るだろうか。

 そのスピース、デイに、同じく優勝候補のローリー・マキロイ(北アイルランド)を加えた新BIG3を前に、大会連覇へ挑むのはリッキー・ファウラー(米)。昨季大会では、三つ巴のプレーオフの末に最終日3打差からの逆転Vを飾り、“最も過大評価されているプレーヤー”の汚名を返上して見せた。最終日単独トップから逃げ切れず4位タイとなった前週含め、今季はここまでトップ10入り6回を数えており、特別な思いのある今大会でこそという気持ちは強いはずだ。

 そのほか、すでに今季2勝を挙げてフェデックスカップ・ポイントランキング首位を走るアダム・スコット(豪)や、今季初勝利を目指すフィル・ミケルソン(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)といった歴代覇者も王座奪還を目指してフィールド入り。マスターズ覇者のダニー・ウィレットや前週大会3位のジャスティン・ローズ(ともに英)もビッグタイトル獲得に意欲を燃やす。

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