岩田は「67」で24位タイ　S.ガルシアがPO制してツアー9勝目

　米男子ツアーのAT＆Tバイロン・ネルソン選手権が現地時間22日、テキサス州のTPCフォーシーズンズ・リゾートで最終ラウンドの競技を終え、プレーオフの末にセルヒオ・ガルシア（スペイン）が今季初優勝。日本勢で唯一出場の岩田寛は、3アンダー67と伸ばして通算9アンダー24位タイに入った。

　39位タイから上位進出を目指した岩田は、3番でティーショットが池に入ってボギーが先行。それでも、ベタピンにつけた5番パー3で取り返してイーブンパーで折り返すと、後半は10番の2打目を30センチに寄せ、続く11ベンでは4.5メートルを沈めて連続バーディで盛り返す。さらに15番からも立て続けに2バーディを奪い、最終18番で1つ落としたものの、5バーディ、2ボギーのラウンドで次戦につながる4日間を締めた。

　2012年8月以来の白星を飾ったガルシアは、6バーディ、4ボギーの2アンダー68で通算15アンダーとし、1オーバー71で後退したブルックス・ケプカ（米）とのプレーオフへ。すると、その1ホール目でケプカが池に落としてダブルボギー。フェアウェイをキープしたガルシアが冷静にパーに収め、12年越しの大会2勝目でセベ・バレステロス（スペイン）に並ぶスペイン勢最高のツアー9勝目を手にしている。

　通算14アンダーの単独3位はマット・クーチャー（米）。世界ランキング8位のダスティン・ジョンソン（米）、今季1勝のトニー・フィナウ（米）らは通算11アンダー12位タイとなった。また、地元テキサスの世界ランキングNo.2ジョーダン・スピース（米）は4オーバー74と崩れ、通算10アンダー18位タイに終わっている。