岩田、難関でのダボ響き60位タイ　J.スピースは3打差9位タイ

　米男子ツアーのディーン＆デルーカ招待が現地時間26日、テキサス州コロニアルCCで第1ラウンドの競技を終了。日本から唯一出場している岩田寛は後半に3つスコアを落とし、1オーバー71で60位タイにつけた。

　前週の24位タイを超える結果の欲しい岩田は前半、15番で4メートル強を沈めるなど、ノーボギーのまま2バーディを重ねて折り返す。しかし後半は“戦慄の蹄鉄”と呼ばれる3番からの3ホールに落とし穴。4、5番はパーで切り抜けたが、入り口の3番でティーショットを左に外すと、2、3打目もラフにつかまり、4オンからダブルボギー。さらに最終9番でも1つ落とし、バックナインの失速で後方からのスタートを余儀なくされた。

　今大会の優勝候補筆頭に挙げられるジョーダン・スピース（米）は3アンダー67の9位タイ。地元テキサス州での初優勝に向け、出だしから連続バーディで飛び出した世界No.2は、1アンダーで迎えた9番で7.6メートルのロングパットを沈めて2アンダーでハーフターン。後半は11番でのバーディからパープレーを続け、4バーディ、1ボギーの3アンダー67で首位と3打差につけている。

　6アンダー64の単独トップはツアー1勝のブライス・モルダー（米）。1打差2位タイにテキサス出身のパトリック・リード（米）、アニルバン・ラヒリ（インド）、ウェブ・シンプソン（米）の3人が並んだ。また、昨季覇者のクリス・カーク（米）はイーブンパー70の45位タイから上位をうかがう。