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G.マクドウェル堅首 M.カイマー世界No.1遠のく

2010/10/31 10:21
G.マクドウェル堅首 M.カイマー世界No.1遠のく

 

 全米オープン王者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が、浮き沈みの激しいラウンドで同郷の後輩に並ばれるもトップの座だけは死守した。

 欧州ツアーのアンダルシア・バルデラマ・マスターズ(スペイン、クラブ・デ・ゴルフ・バルデラマ)は現地時間30日、第3ラウンドの競技を終了。前日トップに浮上したマクドウェルが2ダブルボギーを叩き1オーバー72とスコアを落としたものの、通算6アンダーでギャラス・メイビン(北アイルランド)と並び首位タイで最終日を迎えることになった。上位陣のスコアが伸び悩む中、トップ2人に4打差の3位タイにダミアン・マッグレイン(アイルランド)とミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が続き、前週地元で予選落ちを喫しているセルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算1アンダー5位タイの好位置につけている。

「まるでジェットコースターのような1日だった」と話すのはトーナメントをかろうじてリードしているマクドウェル。「ラウンド中、球がどこに飛ぶか自分でも分からない状態になってしまった。それでも後半持ち直して13番、15番、17番でバーディを奪ったのに、最終ホールで不注意なミスをしてしまった(ダブルボギー)。だが最終日をこの位置で迎えられるのだから良しとしなければ。チャンスをもらったと思って明日は気を引き締めていくよ」と逃げ切りVに意欲を見せる。現在、賞金ランクはマーティン・カイマー(独)に次いで2位。その差を縮め賞金王に望みをつなぐためにも、最終日はマクドウェルにとって大事な1日になりそうだ。

 一方、今大会で優勝または2人以内の2位タイに食い込めばタイガー・ウッズ(米)を逆転し、25歳の若さで世界ランクNo.1の座に就くカイマーは、3日目にしてようやくアンダーパー(1アンダー70)をマーク。それでも通算3オーバー17位タイと依然として優勝圏外。このままなら今週試合に出場していない現世界ランク2位のリー・ウェストウッド(英)が、週明けの最新世界ランクでタイガーを抜いて1位に浮上することになりそうだ。

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