P.チュティチャイがプレーオフを制して初優勝！　イ・ボミは新記録

　国内女子ツアーのヨネックスレディスゴルフトーナメントが5日、新潟県のヨネックスカントリークラブで最終ラウンドの競技を終了。P.チュティチャイ（タイ）がプレーオフの末、ツアー初優勝を手にした。

　後続に4打差をつけてスタートしたチュティチャイだったが、2番でボギーが先行すると、8番、10番でもスコアを落とし、1オーバー73でホールアウト。通算10アンダーで上田桃子に並ばれ、勝負はプレーオフへともつれ込む。18番の繰り返しで行われたプレーオフでは、1ホール目をともにバーディとした後の2ホール目で上田はパーだったのに対して、チュティチャイはバーディを奪取。悲願のトロフィを獲得した。

　一方、3位タイからスタートした上田桃子は、5番、7番でバーディを奪い2アンダーでハーフターン。後半に入っても13番で連続バーディをマークすると、15番ボギーのあとの18番パー5では2オンに成功してバーディを記録しトップタイに並ぶなど、2014年以来の優勝へ粘りを見せたが、一歩及ばなかった。

　通算8アンダー単独3位には、藤田光里が入った。5位タイから出た藤田は、4番までに3つスコアを伸ばすと、9番からは3連続バーディを奪取し、一時トップタイに。しかし、12番、15番でスコアを落とし、6バーディ、3ボギーでホールアウト。ツアー2勝目は翌週以降へ持ち越しとなった。

　5位タイから出た昨季賞金女王のイ・ボミ（韓）は2アンダー70で回り、申ジエ（韓）と並んで通算7アンダー単独5位でフィニッシュ。この結果開幕から9試合連続トップ10入りのツアー新記録を樹立した。アマチュアの蛭田みな美が通算4アンダー単独8位となっている。