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ビッグイージーが自閉症児のための活動を拡大

2011/01/14 18:28
ビッグイージーが自閉症児のための活動を拡大

 

 メジャー通算3勝で世界ゴルフ殿堂入りも果たしたアーニー・エルス(南ア)が、自閉症の子供たちのためのチャリティイベントを行うことが分かった。

 “エルス・フォー・オーティズム・ゴルフ・チャレンジ”と銘打たれたそのイベントは、アマチュアゴルファーが2人1組になってプレーする大会形式で、全米各地を回りながら少なくとも32試合を予定。オーティズム(自閉症)に苦しむ児童の施設建設のため、目標金額300万ドル(約2億5,000万円)が設定されている。

 2008年に当時8歳だった長男ベン君が自閉症であることを告白したエルスは、以来、自閉症の子供たちとその家族を応援する活動に尽力。翌09年には南フロリダに自閉症児のための教育施設兼研究施設である“エルス・フォー・オーティズム・センター・オブ・エクセレンス”の立ち上げ計画を発表した。

 この施設建設のための寄付を集めようと発足したのが今回のプロジェクトで、エルスは「皆は私のことをゴルフのメジャー王者として知っていると思うが、これからは自閉症に対して何か事を成した人物として覚えていて欲しい」と意気込みを口にしている。

 病気に対する理解をより深めるためには、自分だけが動くのでなく人々を巻き込んで活動を盛り上げることが何より大切。それを実践するビッグイージーは今後も活動の場を広げていくに違いない。 (STATS-AP)

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