ケプカ「個人的には欧州ツアーの方が好き」　14年大会ぶりにアブダビHSBC選手権出場

　現地時間16日に開幕する欧州ツアーのロレックスシリーズ初戦 アブダビHSBC選手権（アラブ首長国連邦／アブダビGC）に出場する現在世界ランク2位のブルックス・ケプカ（米）。去年は全米オープンと全米プロゴルフ選手権を制し、自身初の世界ランク1位に輝くなど躍動の1年となった。

　今では世界を代表するゴルファーとなったが、PGAツアーのシード権を持っていなかった7年前はヨーロッパを主戦場としていた。

　欧州下部ツアーで4勝を挙げるなど徐々に頭角を現していったケプカは、2014年の「ターキッシュ・エアラインズ・オープン」でレギュラーツアー初優勝を飾り、2015年から舞台をPGAツアーへ移した。

　2014年ぶりに「アブダビ―」に出場するケプカ「欧州ツアーは雰囲気が違う。個人的にはアメリカよりも好き。飛行機内は選手やキャディで30〜40人が乗って、レストランでも皆が一緒で楽しい」とアメリカよりも小さいからこそ皆と仲良くなれるようだ。

　また、今週の結果次第でジャスティン・ローズ（英）を抜き、再び世界No.1に返り咲くことについては「今年の目標は怪我なくシーズンを過ごすことと、世界1位を維持すること。昨年は多くの目標を書き留めて、半分近くを達成することが出来たから、今年はもう少し改善して1つでも多く目標をクリアしていきたい」と語った。

　PGAツアーでは2018年の最優秀選手賞に輝き、昨年10月の「ザ・CJカップ at ナイン・ブリッジス」で今季すでに1勝を挙げているケプカ。ビッグトーナメントに強い男がロレックスシリーズ初制覇を狙う。

（写真：Getty Images）