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ボブホープ・クラシックは“変わり種”2人が首位並走

2011/01/23 11:22
ボブホープ・クラシックは“変わり種”2人が首位並走

 

 米男子ツアーのボブホープ・クラシック(カリフォルニア州、PGAウエスト他)は現地時間22日、第4ラウンドの競技を終了。前日首位タイのジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)とゲーリー・ウッドランド(米)の2人がともに6アンダー66をマークし、通算24アンダーでトーナメントリーダーの座を分け合った。両選手とも最終日残り18ホールでツアー初優勝を目指すことになる。

 ヴェガスはベネズエラ人初のPGAツアープレーヤー、ウッドランドはプロバスケットボールプレーヤーを目指しながらゴルフに転身した変わり種。今大会が始まる前、全く無名だった26歳の2人が先頭に立ってトーナメントを引っ張る状況は、本人たちさえ予想もしていなかったはず。この日上がり5ホール連続バーディでウッドランドに追いついたヴェガスは「あの瞬間はゾーンに入っていた。明日はゴルフと出会えたことを神様に感謝しながら、またゾーンに入って良い気分を味わいたい」と陽気なラテン気質を全面に押し出し、初優勝に意欲を見せる。

 一方のウッドランドは、対照的に浮かれるところがなく「ゴルフは何があるか分からない。たとえ5打差をつけてリードしていても、4〜5ホールあれば簡単に逆転されてしまう。あまり先のことは考えず、目の前のことをやるだけ。もちろんこの位置で最終日を迎えられるのは嬉しいし明日が楽しみではあるけど、気負いはないよ」と落ち着き払っている。2人に共通しているのは「とにかく出来るだけ多くのバーディを獲りたい」という思い。トーナメントリーダー初体験の2人が最終日、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

 その他上位陣は、トップ2人から2打差の単独3位でマーティン・レアード(スコットランド)が続き、この日10アンダー62と爆発したディフェンディング・チャンピオンのビル・ハース(米)が通算21アンダー4位タイに浮上。昨季賞金王のマット・クーチャー(米)は通算19アンダー9位タイ、日本勢唯一出場の今田竜二は通算17アンダー16位タイにつけている。

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