全米王者G.マクドウェルが『64』で24人抜き

　世界ランク4位の全米オープンチャンピオン、グラエム・マクドウェル（北アイルランド）が最終日にギャラリーを魅了した。

　雷雲が上空に居座り不安定な天候に見舞われた米男子ツアー、ザ・ホンダ・クラシック（現地時間6日／フロリダ州、PGAナショナル）最終ラウンド。前日まで各選手を苦しめた強風が鳴りを潜め、欧州の実力者がリーダーボードを駆け上がった。この日30位タイからスタートしたマクドウェルはノーボギーの快調なゴルフで上がり2連続を含む6バーディを量産。2日目にローリー・サバティーニ（南ア）がマークしたトーナメントレコードに並ぶ6アンダー 64をマークし、24人ごぼう抜きの通算2アンダー6位タイまで順位を上げた。

　ちなみに、過去のザ・ホンダ・クラシックで『64』をマークしたのはルーク・ドナルド（英）、ジャスティン・ローズ（英）、マイク・ウィアー（カナダ）、スティーブン・エイメス（カナダ）、アンソニー・キム（米）の面々。

　マクドウェルの今季ベストスコアは開幕戦最終ラウンドの『62』だが、この日マークした『64』は彼にとってシーズンのセカンドベストスコア。昨年全米オープンで優勝し一躍世界のトップにのし上がった彼の今季の目標はもちろんメジャー制覇。マスターズが来月に迫る中、ここからが本格的な勝負になる。