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ゴルフ界から支援の手が次々に! 青木、樋口らも立ち上がる

2011/04/06 10:54
ゴルフ界から支援の手が次々に! 青木、樋口らも立ち上がる

 

 今季の獲得賞金すべてを東日本大震災の被災者に贈ることにした石川遼に続き、米女子ツアーで活躍中の宮里美香も、被災者にでっかい支援を申し出た。

 宮里美香は、すでにツアーで一緒に戦う宮里藍や上田桃子とともに支援活動“負けるな日本”を立ち上げて活動している。これに加えて、5日にマネジメント会社を通じて今季のメジャーと日本での獲得賞金全額を義援金として寄付することを発表。「メジャー大会にかける意気込みに被災地の方々への思いを加え、全身全霊で臨んでまいります」とコメントした。

 基本的に米ツアー常駐の宮里美香だが、昨年はスポット参戦した国内女子ツアーの日本女子オープンで見事に優勝している。また、発表直前に終わった今季最初のメジャーであるクラフト・ナビスコ選手権では7位タイに入り、すでに5万608ドル(約430万円)を獲得しており、さらにこれに寄付金が積み重なっていくことになる。

 ゴルファー個人の活動は様々に展開しているが、ゴルフ業界としての動きも大きなウェーブとなりつつある。プロを統括する各団体、メーカーなどはすでにそれぞれ動いているが、業界が一体となったチャリティプログラムも立ち上がった。

 JGA(日本ゴルフ協会)が中心となり、業界20団体(現状)が『グリーン・ティー・チャリティ 日本のゴルフが、日本のチカラに。』を発足させ、50億円を目標としたチャリティ活動を行うことを宣言したのだ。

 プログラムのオフィシャルスポークスマンには、青木功、樋口久子の世界殿堂入り選手2人と、被災地のひとつでもある茨城県出身の片山晋呉の計3人が就任。発表前週には避難所慰問も行った青木は「現地に行くと本当に言葉にならない。(復興までの)長い時間、(支援を)やっていけたらいい。国の一大事だからね」としみじみ話しており、出席した誰もがこれにうなずいていた。

 ゴルフ界が一体となっての支援の広がりは、グッズ販売などの形でアマチュアゴルファーをも巻き込んでの大きな動きとなる。

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